京都市立芸術大学 漆工専攻チームによる「こどもうるし生活プロジェクト」での制作で、こどもたちに実際に遊んで触って漆という素材の感触や良さを感じてもらうプロジェクト。
あいづまちなかアートプロジェクト2018にて展示され好評を博した、漆塗りの滑り台。
表面は全て漆で仕上げられていますが、下地の補強材にジェスモナイトが使用されています。
漆工では、補強のための繊維を貼る糊にも生漆を使用するため、漆は非常に高額で大物を作るとなるとかなり高額になってしまうとのこと。工程の一部をジェスモナイトに置き換えることで、漆よりも格段に安く、臭いなどの点でも仕事がしやすかった、とのご感想を頂きました!
京都市立芸術大学 漆工専攻 安井友幸教授より、本プロジェクトの製作工程を詳しく伺うことができましたのでご紹介します
1.スタイロフォーム等で原型制作
2.麻布を木工用ボンド&との粉で貼り込み補強
3.ジェスモナイト+布、更に着色ジェスモナイトを表面に塗りコーティング
4.漆塗装で仕上げ
漆塗装で会津磐梯山の四季が表現されています