インスタレーション作品で、会場はほんのりとうす暗いなかに、舟のようなオブジェ、白い針金状の線、吊り下げられた円盤、ガラスのはめ込まれた円形枠、石状の筒、などが床に点々と配置されています。
壁面には石を撮影した映像が投影されていて、その映像が切り替わる時のガシャリという音、時折きらりと光を反射する円盤、筒の内側からは呼吸のように電灯が明滅しており、静寂と光の反射と影が織りなす空気感が、安らげる空間を作っていました。
ジェスモナイトは、作品中の石状の筒や鏡の入った円形枠の制作、そして線のコーティングに使用されています。その表面の質感は、陶器のような石のような、落ち着いた風合いです。