中～大型彫刻を作る際の選択肢の一つとして、ポリエステル樹脂によるFRPは一般的なものですが、ジェスモナイトは有機溶剤を一切含まない安全な水性立体造形樹脂として、多くの芸術家・アーティストにより使われています。また安全性だけでなく表面の質感の多様性から幅広い表現に対応でき、対候性が高く屋外展示も可能な素材として、数十メートルを超える巨大建築から小型の作品まで幅広く使用されています。
多くのアーティスト、作家、彫刻家、そして芸術家の卵である学生の方々がジェスモナイトを使用して制作を行っています。ロイヤルカレッジオブアートをはじめ多くの美術大学でジェスモナイトは特別な素材ではなく定番の造形素材として使われています。
また、美術館・博物館などでも貴重な文化財やコレクションの保存・教育の用途で、対象物を3Dスキャニングし、そこから3Dプリンタで原型を出力してシリコン型を作り、レプリカを作成する際にジェスモナイトが使われるケースなどもあります。フィッツウィリアム美術館 | 3Dスキャンとレプリカの作成動画
