極彩色のストライプがうねる彫刻。
高さ2.6mの大きな有機的形状の表面は柔らかな毛糸でカラフルに覆われています。うねうねとランダムに見えるパターンですが、ある一定角度から見ると完璧なストライプが現れて平面のように見えます。
制作については、木の構造の上からステンレス網で形状を作成していき、ジェスモナイトAC100と綿繊維で表面をコーティングして強化。
その上から一本一本すべて手作業で毛糸を貼り込んでいかれたそうです。
遠目に見ればデジタルな印象をうける作品ですが、完全アナログな手仕事で作り込まれています。
手で直接成型された表面形状、一本一本たんねんに貼られた柔らかい毛糸など、彫刻家 小野海さんのこだわり、アナログの良さや温かさを感じます。