洞窟壁画のマカロニ図法から着想したレリーフのような半立体の絵画。
昔の絵画技法や絵画材料を研究し、当時の技法を使いながら、新しい表現を模索されています。
本作はVOCA展2020に出品されたもので、高さ2.4mと大型の作品です。
Photo:上野則宏 Norihiro Ueno
表面は漆喰を使用して湿式フレスコ技法で色が描かれており、ジェスモナイトは土台部分の基底材として使用されています。
『マカロニ』という洞窟壁画における「なすりつけ」行為の痕跡を下地にしたフレスコ作品のシリーズです。
小品のマカロニシリーズは縦横約20cmほどのサイズで
愛知県瀬戸市と札幌市で開催された展覧会『Grafting 接ぎ木』に出品されたものです
Photo:藤井昌美