2025年7月、二松學舎大学附属柏中学校・高等学校さまにワークショップを開催。約25名の生徒さんに参加していただきました。
ジェスモナイトの基本的な部分を説明したのち、実際に作業して体験してもらい、手元に残るプロダクト制作をメインテーマとして実施しました。

ジェスモナイトAC100にどのような表現の選択があるか、できるだけ作業前にイメージを膨らませてもらえればと思い、まずは皆でサンプルを囲みます。
着色や混ぜ物によってどんな印象になるのか、また実際に触ってみた質感からも、さまざまな想像が膨らむのではないでしょうか。

今回は、計2回の流し込み作業を行います。
まずはシンプルなシリコン型にジェスモナイトを流しいれることで、触り心地や作業感をつかんでもらいます。
どれくらい着色剤を入れていいのか、どれくらい迷っていると固まってきてしまうのか…。
それぞれが試したいことを試します。


丸いフラット型に流し込み、固まったものを脱型します。
作業感覚や硬化までの時間を体験してもらい、2回目の作業へのイメージが膨らんでいきます。
1回目は着色のみですが、2回目ではマーブル模様や混ぜ物などに挑戦してもらうこともできます。
特にマーブル表現は手順がいくつかあるので、まずは実演を見てもらいました。
マーブルの基本的な作業手順は、Jesmonite JapanのYouTubeでも投稿されています。動画はこちらから。

実演が終わったら、3種類のシリコン型から自分が使いたいものを選んでもらいます。
今回は実用的なプロダクトを作って持ち帰れることが最終目標だったので、トレイ、スマホスタンドなどの型を用意しました。
シリコン型によって、粉:液体の使用量が異なるので、それぞれの使用量が書いた紙も用意しました。

材料や色を選び、黙々と2回目の流し込みに入ります。
今回のワークショップはヘラを使って手混ぜしているので、ダマが残らないようにしっかり混ぜるなど、最初の作業で感じたことを実践してもらいました。
いくつか完成したものをご紹介します!

マーブル模様は型から外すまでどのような感じになるかが分かりませんが、それぞれとても上手くいっていました。

▼こちらはマイカフレーク(雲母)を表面にして流し込んだスマホスタンド。

▼バブルトレイのシリコン型に2色を流し込んだもの。じんわり溶け合うような仕上がりです。

ワークショップ冒頭ではジェスモナイトの制作事例として、彫刻や建築、家具やアクセサリーなど、型に流し込む以外の作品もたくさん紹介させていただきました。
今回のワークショップで自分で完成させたものをきっかけに、制作の選択肢が広がれば嬉しいなと思います。

ご参加いただいた二松学舎大学附属柏中学校・高等学校の皆様、ありがとうございました!