京都芸術大学 こども芸術学科ワークショップ

京都芸術大学こども芸術学科さまの廣瀬先生のゼミ所属の3、4年生へ向けてジェスモナイトのワークショップを行いました。
こども芸術学科さまでは保育・福祉の知識や技能を身に着けるとともに、こども目線からの「ものづくり」やデザインを学ばれているそうです。
今回は講義と手を動かしてジェスモナイトAC100、AC730を体験していただきました。

さまざまなサンプルにも触れてもらいます。
「何が混ざっているんだろう?」 「どうやって作っているんだろう?」と、実際に触ることで混ぜているものや作り方を想像してもらいアイデアを膨らませてもらいます。

今回のワークショップではペアになって制作を行ってもらいました。用意したシリコン型の中から好きな型を選んでもらい流し込んでもらいます。ピグメントやフレークなどその他にもジェスモナイトに混ぜる素材もこちらで用意しました。

まず初めにAC100を流し込んでいきます。粉とリキッドを量り、手で混ぜたあと流し込んでいきます。
それぞれ色をつけたり、中に混ぜたりと、みなさん自由なアイデアで制作されていました。

AC100の硬化を待っている間にAC730についての講義とジェスモナイトを使った制作例の紹介を行いました。その後AC730の流し込みとエッチングを実演。それぞれの流し込み方の違いや質感の違いを、目の前で観察してもらいます。エッチングの前後で大きく質感が変わる様子にみなさん興味深々でした。

その後、再度ペアになって、AC730の流し込みにもチャレンジしてもらいます。

AC100と比べると硬く、流すのが難しく感じるAC730ですが、ソフトナーを入れることでとても作業しやすくなります◎
ソフトナーありとなしの変化も体感してもらいました。

今回はAC100と730のどちらも実際に作業をしてもらったことでそれぞれの扱いも実感できたと思います。
最後に、先に流したAC100を脱型してみます。

同じ型でも色や混ぜたものによってさまざまな仕上がりになりました◎
授業時間内に脱型までできるのもAC100の良い点ですね。
(AC730は、後日それぞれ脱型してもらいました。)

授業終わりには、サンディングペーパーでのヤスリがけにチャレンジされている学生さんもいらっしゃいました。

ジェスモナイトは有機溶剤・VOCを一切含まない水性の造形材料で、非常に安全性が高い素材です。
こども向けの制作や造形にもお勧めできます。また、教室や家などの環境で制作できることも、学生さんにとって扱いやすいポイントかと思います。4年生のみなさんは卒業制作、3年生のみなさんは玩具やプロダクト作りの課題があるとお伺いしました。今後のプロダクト制作に活用いただけたら嬉しいです。

京都芸術大学 こども芸術学科さま
ご参加ありがとうございました!
2024年5月17日

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