Jesmoniteを使うアーティスト

 Francesco Luigi FeltrinItalian designer working in London

Francesco Luigi Feltrin火を使って造形される独創的な家具シリーズ ‘Burnout.’

デザイナー フランチェスコ・ルイージ・フェルトリン(Francesco Luigi Feltrin)氏がオリジナルの手法で制作されている‘Burnout.’ は火を彫刻のためのツールとして使用している独創的なシリーズです。
この ‘Burnout.’ のコンセプトにはフランスの哲学者ガストンバシュラールによるエッセイ「火の精神分析」で述べられている「火は科学と詩の間にあるもの」という定義から深く影響を受けたといいます。


Burnout.シリーズ © Francesco Luigi Feltrin


Burnout.シリーズ © Francesco Luigi Feltrin


Burnout.シリーズ © Francesco Luigi Feltrin


Burnout.シリーズ © Francesco Luigi Feltrin

火を使って制作される形態は即興的で予測不可能であり、常にユニークなイメージが生みだされます。
ジェスモナイトと組み合わされている素材は古新聞などの古紙が使用されており、ジェスモナイトが硬化した後、紙の部分を燃やしてしまうことで空洞化されます。紙が燃え尽きたあとは何も残らないように思われますが、ジェスモナイトと密着していた部分には不思議なことに印刷の文字やイメージが残っているのです。
意図的に残された古紙のイメージと、丹念に磨き上げられたジェスモナイトの質感とのコントラストが洗練された印象を作り出します。


Burnout.シリーズ © Francesco Luigi Feltrin


Burnout.シリーズ © Francesco Luigi Feltrin


Burnout.シリーズ © Francesco Luigi Feltrin


Burnout.シリーズ © Francesco Luigi Feltrin

フランチェスコさんはこれまでの制作でコンクリートやジェスモナイトAC730など様々な素材を研究しながら制作されていますが、本プロジェクトにおいては Jesmonite AC100が使用されています。AC100の幅広い仕上げ表現や 着色時の発色性の良さ、そして屋外対応も可能な点を評価されています。

Burnout.の興味深い制作プロセスを紹介する動画が公開されています。

作家についてAbout the artists

フランチェスコ・ルイージ・フェルトリン(Francesco Luigi Feltrin)はイタリア出身で現在はロンドンを拠点に活動しているデザイナーです。イタリアのトリステで建築を学んだ後、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで博士号を取得。様々な手法で独自の作品を発表しながら、他のアーティストやデザイナーとのコラボレーションにも精力的に取り組んでいます。現在は自身の活動に加えてスタンフォードジャー大学でデザインについて教えています。

Francesco Feltrin

@francesco_luigi_feltrin

Francesco Luigi Feltrin

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This page is made under permission by the artist. All pictures on this page copyright for Francesco Luigi Feltrin.